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健康一口メモ

遺伝性乳がんの話

天童市民病院 木村青史 院長

乳がんは女性のがんの中で最も多い病気で、16人に1人がかかると言われています。乳がんにかかるリスクを考える上で、乳がんの家族歴の有無は重要です。親、姉妹、子どもの誰かが乳がんの場合、あなた自身の乳がんになるリスクは2.1倍と高くなります。祖母、おば、姪が乳がんであった場合は1.5倍ですが、血縁者に乳がん患者が多いほどリスクは高まります。

このように同じ家系の中に高頻度に発生する乳がんを家族性乳がんと言いますが、その20~30パーセントを占めるのが遺伝性の乳がんです。原因の多くはBRCA1・BRCA2遺伝子の変異で、親から子に50パーセントの確率で受け継がれ、この変異を持つ女性が生涯に乳がんにかかる確率は50~85パーセントと高率です。

対策として若年からの乳がん検診が推奨されている一方で、発症のリスクを低減する乳房切除も行われ始めています。家族歴があり不安や疑問をお持ちの方は、医師に相談することをお勧めします。

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